DX事例
2024.05.20
ビジネスインテリジェンスツール(BIツール)活用によるコスト削減
こんにちは、ペンネーム・傾奇者と申します。
今回はビジネスインテリジェンスツール(BIツール)の弊社での活用事例を紹介します。私はこれまでに「軽技」「DrSUM」「SI Object Browser」といったBIツールを使用してきました。これらのツールは、データの可視化、レポート作成など、ビジネスのさまざまな場面で役立ちます。多くの企業が基幹システムの運用と並行してBIツールを導入していますが、弊社も例外ではありません。今回は、実際に弊社でBIツールをどのように活用しているのか、具体的な活用事例をご紹介いたします。
活用方法
弊社では、基幹システムから直接データを出力し、他のアプリケーションに取り込むフローを検討していました。しかし、基幹システムにデータ出力機能を追加するには、高額なコストが伴います。また、将来的な仕様変更が生じた際にも、再びコストが発生することが予測されました。そこで「軽技」というBIツールを活用しました。軽技の特徴の一つは、ユーザーがエクセルで作成したテンプレートを登録でき、そのテンプレートを用いてデータ出力を行うことができる点です。これにより、データ連携フローを実現しました。
①エクセルテンプレート登録
ピポット機能付きのテンプレートをアップロードします。
②抽出条件を指定しデータ出力
抽出条件を指定しデータ出力します。
③加工前のデータ一覧を確認
シート「基礎データ」に加工前の明細データが編集される。
④加工後のデータ一覧を確認
シート「保険料精算データ10%」にピポットで集計したデータが編集される。
まとめ
今回は基幹システムに組み込むことなく、簡単な操作でデータを出力しピポット機能を用いて値を集計することでデータ連携を実現しました。テンプレートでのマクロ作成は保守性が悪くお勧めしませんが、単純な集計であれば問題ありません。このプロセスはBIツールとエクセルを使用し、システム操作が苦手な方でも容易に実行可能です。
(編集者・傾奇者)
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