DX事例
2025.06.20
最短2週間で導入できる 生保・特定保険契約者のアフターフォローの仕組み
こんにちは、編集長のＰ太郎です。 昨年4月に、生命保険協会が「市場リスクを有する生命保険の募集等に関するガイドライン」を公表しました。 このガイドラインは、変動する金利や通貨価格など市場リスクを伴う生命保険契約が拡大する中で、契約者保護の重要性が高まっていることを受けて策定されたものです。また、法令や制度の整備が進む中で、保険代理店において「顧客本位の業務運営」を実現するための体制構築と、募集人への継続的な教育が求められています。 このように、私たちの保険業界では契約者の満足度向上やトラブル防止を目指した取り組みが進む一方、現場では「どのように効率的にアフターフォローを実現するか？」という課題に直面しています。そこで、今回は、弊社で導入・運用中の仕組み「最短2週間で導入できる、生保・特定保険契約者のアフターフォローの仕組み」についてご紹介します。エクセル管理をしている保険代理店さまは必見です！ ■ その管理、募集人任せになってはいませんか？ 皆様の会社では、以下のような課題に直面していませんか？ – 契約後のフォローが属人的になっている 募集人が個々の判断でアフターフォローを行っており、対応内容や頻度にバラつきが生じている。 – フォロー状況が可視化されていない 契約者への連絡状況や対応履歴が共有されておらず、管理者が進捗を把握できない。 – 契約者情報がエクセル管理で煩雑化している 契約者データをエクセルや紙で管理しており、情報の更新漏れや検索の手間が発生している。 – 重要な連絡や対応が抜け落ちることがある 契約更新や市場リスクに関する情報提供を忘れてしまい、トラブルにつながるケースがある。 – 募集人の負担が増大している 営業活動とアフターフォローの両立が難しく、効率的な業務遂行が妨げられている。 こうした課題を放置していると、契約者との信頼関係が損なわれるだけでなく、将来的なリテンション率の低下や、法令遵守の問題にもつながりかねません。では、これらの課題をどのように解決すべきなのでしょうか？次章では、「最短2週間で導入できる、生保・特定保険契約者のアフターフォローの仕組み」の具体的な内容と、そのメリットについてご紹介します。 ■ 生保・特定保険契約者のアフターフォローの仕組み 弊社では、「当社の募集人が、特定保険契約にご加入中のお客様に対し、契約後もお客様が商品の機能を十分に活用できるよう、お客様に適切な情報提供を行い、保障の提供や資産管理・資産形成の支援・フォローアップを行うこと、また、保障内容、市場環境の動向によって変化する積立金や解約返戻金等の情報を適時・適切なタイミングでお客様に情報提供することを目的とする」と定めています。 この活動を管理するために、以下の仕組みを構築し、運用しています。
この仕組みは、保険代理店様向けに特化したクラウド型の管理システムです。この仕組みは、短期間での導入が可能でありながら、以下のような機能を備えています：
1. アフターフォローの一元管理
契約者情報や契約情報、アフターフォロー履歴を一元管理することで、募集人任せの属人的な運営から脱却します。どの契約者に何を実施したかをリアルタイムで確認でき、対応漏れを防止します。
2. 自動リマインド機能
契約のお申込みから一定期間以内にアフターフォローを実施するため、その実施時期をシステムが自動でリマインドしてくれます。これにより、募集人がフォローを忘れる心配がなくなります。
3. エクセルからのデータ移行が簡単
既存のエクセル管理データを簡単にシステムに取り込める機能を備えているため、エクセルからの移行など導入時の作業負担を最小限に抑えます。
4. 法令遵守のサポート
「市場リスクを有する生命保険の募集等に関するガイドライン」に基づき、重要事項説明や顧客属性に応じた対応履歴を記録し、法令遵守をしっかりサポートします。
5. 募集人の業務負担軽減
システムがフォロー業務を効率化することで、募集人が営業活動に集中できる環境を提供します。これにより、業務効率の向上と契約者満足度の両立を実現します。
■ アフターフォローの管理システムの画面イメージ
・お客さま情報詳細画面
・リマインダー設定画面（一部）
以上、「最短2週間で導入できる、生保・特定保険契約者のアフターフォローの仕組み」についてご紹介しました。契約者との信頼関係をより強固なものにするためには、効率的なアフターフォロー体制の構築が欠かせません。この仕組みを活用すれば、業務負担を軽減しながら顧客満足度を向上させることが可能です。導入を検討されたい保険代理店さまは、ぜひご相談ください。（編集長・Ｐ太郎） ⇒生保・特定保険契約者アフターフォローに関するご相談はこちらから
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